ミミダニ

正式名称では耳疥癬と言いますが、通称ミミダニは主に猫に見られる耳の問題です。ミミダニという名はありますが、残念ながらミミダニが耳の中だけでとどまっているという事はごく稀になります。その為、耳の症状を治療してもダニが耳周辺部に隠れており再発してしまうという可能性もあるのです。ですので、場合によっては全身の治療が必要となる事もあるでしょう。ただ一般的にはミミダニは耳の表面から鼓膜までの外耳道に寄生します。症状としては猛烈な痒みをはじめ、足で頭や耳の中・耳の後ろを激しく掻きむしります。ミミダニの痒みというのは、アレルギー性皮膚炎などその他の皮膚疾患と比較してもかなり辛いと言われています。その為、飼い主が異変に気付くまでに時間はかからないとされます。また、成猫だけでなく、生まれて間もない子猫も親猫から感染してしまうという事があります。治療をすれば比較的すぐに症状は治まります。しかし万が一放置してしまうと、痒みで頭を振り過ぎる等して耳血栓などの他の疾患に発展してしまう可能性があります。気づいたらすぐに対応してあげましょう。このミミダニですが、基本的に他のダニとは異なり室内で自然発生する事はありません。多くのケースが猫同士の接触によってミミダニになります。ですから、放し飼いにしている子ならば注意しておく必要があると言えるでしょう。また、人間にもうつる可能性がありますので、こちらも注意しておく必要があるでしょう。ミミダニの栄養分はフケや耳垢です。予防するには、日頃から定期的に耳のお手入れをしてあげる事が大切です。肉眼で見える範囲をティッシュやコットンで拭きとってあげるだけでも十分に意義はあるでしょう。